
電子ピアノを選ぶ際、後悔しないために気になる点がありますね。
この記事では、電子ピアノの選び方や「買ってよかった電子ピアノ」とその理由を紹介します。
同時に、避けるべき「買わないほうがいい」特徴も解説します。必要なポイントを押さえて、理想の電子ピアノを見つけましょう。
買ってよかった電子ピアノ|選び方
ここでは買ってよかった電子ピアノの選び方をご紹介していきます。
性能で選ぶ
電子ピアノには、音の数やスピーカーの数など、製品ごとに異なる特徴があります。
電子ピアノは、本物のピアノ音色を「サンプリング」という方法で再現し、1台で多彩な音色を奏でられます。
たとえば、YAMAHAのクラビノーバシリーズは、「CFX」や「インペリアル」の最高峰ピアノ音色を再現できます。
さらに、Bluetooth機能が搭載されている電子ピアノなら、好きな演奏を再生しながら自分で伴奏することも可能です。
自分の演奏スタイルに合った性能を持つ電子ピアノを選ぶことで、理想的な演奏が楽しめるでしょう。
置き場所で選ぶ
電子ピアノを選ぶ際には、設置場所を考慮することが重要です。
電子ピアノには卓上型と据え置き型の2つのタイプがありますので、自宅のスペースに合わせて選ぶと後悔しにくいです。
気軽に演奏したい方は卓上型が適しており、アコースティックピアノの練習に使いたい方は据え置き型を選ぶことをおすすめします。
ただし、据え置き型は大型の家具ほどのサイズがあるため、設置場所をよく考える必要があります。
価格で選ぶ
電子ピアノの価格が高いほど、スペックも高くなります。
特に鍵盤を同時に弾いたときの「同時発音数」は表現力に影響します。
高価格の電子ピアノは同時発音数が多くなる傾向がありますが、低価格帯のピアノでも気軽に演奏することは問題ありません。
卓上型の電子ピアノは価格が安く、寝室やリビングなどに置いて片付けも簡単です。予算と使用シーンを考慮しながら購入すると、後悔のない選択ができるでしょう。
買ってよかった電子ピアノ|特徴
ここでは買ってよかった電子ピアノの特徴をご紹介していきます。
鍵盤のタッチ感
最近の安価な電子ピアノでも、本物に近いタッチを実感できる製品が増えています。
しかし、価格が高くなるほど、本物に近づくことは確かです。
特に、鍵盤が木製かプラスチックかで大きな違いがあります。
アコースティックピアノの木製鍵盤には本物の感覚があります。
価格を抑えることも大切ですが、1万円前後の無名ブランドでは故障や表現力の低さが問題となることが多いです。
少なくとも3万円前後であれば、YAMAHAやKAWAIなどの有名ブランドからも選べるため、安心して購入できます。
本物に近いタッチ感を求めるかどうかを考慮して、電子ピアノを選んでみましょう。
ペダルの踏み心地
ペダルの踏み心地も重要です。
ほとんどの電子ピアノには、アコースティックピアノと同様にペダルが備わっており、音に余韻を持たせることができます(サステイン)。
ただし、電子ピアノのペダルにはサステインのオンオフしかできないものが多くあります。
本格的な演奏を楽しみたい場合は、ペダルの踏み方で余韻を調整できるハーフペダル機能が備わっているモデルを選ぶことが大切です。
スピーカーの搭載数
スピーカーの搭載数も確認しましょう。
電子ピアノの演奏音は、内蔵スピーカーから聴くことになりますので、スピーカーの数が多いほどより臨場感ある演奏を楽しめます。
高品質な音色を望むなら、4から6個のスピーカーを備えたタイプがおすすめです。
演奏幅を広げる機能
演奏幅を広げる機能にも目を向けましょう。
電子ピアノには、ピアノ演奏以外にもさまざまな機能が備わっています。
他の楽器音が出せたり、メトロノームやトランスポーズ機能がある場合もあります。
事前に詳しく調査して、自分にぴったりの機能が備わった電子ピアノを選びましょう。
買ってはいけない電子ピアノはあるの?
ここでは買ってはいけない電子ピアノの特徴をご紹介していきます。
安い電子ピアノ
近年、安価な電子ピアノでも本物に近いタッチを実現する製品が増えています。
価格が高くなるほど、本物に近づくことは確かです。
特に鍵盤の素材(木製かプラスチックか)は大きな違いを生じます。
アコースティックピアノは木製鍵盤を備えており、本物感があります。
1万円前後では無名ブランドが多く、故障や表現力の低下が見られることも。
少なくとも3万円前後なら、YAMAHAやKAWAIなどの有名ブランドからも安心して選べます。
本物に近いタッチ感が欲しいかを考慮して電子ピアノを選びましょう。
88鍵盤の電子ピアノ
上級者向けの88鍵盤電子ピアノは、20万円以上のモデルがおすすめです。
主に据え置き型で、スペースは必要ですが、木製鍵盤により本物に近い演奏が可能です。
特に、YAMAHAの「クラビノーバ/CLP-745」はおすすめです。
最新技術「グランド・エクスプレッション・モデリング」を搭載し、タッチの力加減で音色を繊細に表現できます。
木製鍵盤の電子ピアノ
木製鍵盤の電子ピアノは、グランドピアノの打鍵感や響きを忠実に再現できます。
一般的に、電子ピアノはプラスチック鍵盤を使用しますが、高価なモデルでは木製鍵盤を採用しているものが増えています。
実は、アコースティックピアノの鍵盤にはそれぞれ異なる重さがあります。
そのため、全ての鍵盤の重さを変える電子ピアノほど価格が高く、次第に安価なモデルになっていく傾向があります。
中古の電子ピアノ
中古の電子ピアノは基本的に問題ありませんが、注意点があります。
購入前に以下を確認しましょう。
- 補償が十分かどうか
- 製造年数が適切か
- 状態が良好か
中古の電子ピアノを選ぶ際、お店の信頼性と保証内容が重要です。適切な状態管理を行っていないお店は避けましょう。
また、20万円以上の電子ピアノの寿命は20年と言われるため、製造年数もチェックが必要です。
最終的に購入するお店で音色や状態を確認し、安心して購入しましょう。
部屋のサイズや家具と合わない
多くの人が部屋の大きさや家具との相性に悩み、購入後に後悔することがあります。
電子ピアノは種類によって大きさや奥行きが異なるため、部屋のイメージを考えながら選ぶことが大切です。
アコースティックピアノはサイズが固定されていますが、電子ピアノは選択肢が広く、部屋の雰囲気を壊さないように購入すると良いでしょう。
振動が激しい
電子ピアノを選ぶ際には、打鍵したときの振動が気になることも重要なポイントです。
特に夜間の練習を考えている場合、振動が激しいと打鍵する音がうるさくなる可能性もあります。
また、振動が強すぎると演奏が難しくなることもあるため、購入前に試奏してみることをおすすめします。
ショップで試すことで、実際の演奏感や振動の程度を確認できるでしょう。
他の機器につなぐ端子がない
電子ピアノを選ぶ際には、接続端子の有無も重要なポイントです。
多くの電子ピアノには、スピーカーやパソコンとの接続に使う端子が備わっています。
初心者でも、将来的には大きなスピーカーに接続したり、作曲を試みたりする可能性もあるでしょう。
接続端子があれば、様々な機器と連携することができるため、選ぶ際にはこの点もチェックしておきましょう。
買ってよかった電子ピアノおすすめ7選
ここでは買ってよかった電子ピアノのおすすめアイテム7選をご紹介していきます。
CASIO(カシオ) Privia PX-S1100BK
「Privia PX-S1100BK」は、ハンマーアクション付き88鍵盤の電子ピアノとして、世界最小サイズの奥行わずか232mmを誇ります。
そのスリムなデザインは、リビングや寝室など、お好きな場所に置いてライフスタイルの一部として楽しめます。
タッチパネルで簡単に設定変更が可能であり、さまざまな音色を気軽に楽しめるのも魅力です。
さらに、購入者からは「夜間でもヘッドフォンを使用して安心して演奏できる」という好評の声が寄せられています。
ROLAND(ローランド) GO PIANO GO-88P
「GO PIANO GO-88P」はエントリーモデルの電子ピアノで、3万円以下で手に入るコストパフォーマンスに優れた製品です。
軽量のため、わずか7kgで持ち運びや設置も簡単に行えます。
さらに、Bluetooth接続を使用すれば、スピーカーとしても機能し、音楽を再生しながらの演奏も楽しめます。
88鍵盤を備えることで、さまざまな音階を自在に演奏でき、購入者からは「コスパに優れたピアノ」と絶賛の声が寄せられています。
表現豊かに音楽を奏でることができるでしょう。
YAMAHA(ヤマハ) クラビノーバ CLP-735DW
「クラビノーバ CLP-735DW」はスタイリッシュな見た目の据え置き型電子ピアノで、本物のグランドピアノに匹敵する表現力を感じられます。
特に便利な無料アプリをダウンロードすることで、コントロールパネルを通じて多彩な機能を簡単に利用できます。
初心者でも扱いやすい設計で、電子ピアノを初めて使う方でも迷うことなく活用できるでしょう。
この電子ピアノは17万円前後で手に入り、グランドピアノを買うよりもコストパフォーマンスに優れており、初級から中級者向けに最適です。
高い表現力と使いやすさを兼ね備えたクラビノーバ CLP-735DWは、多くの音楽愛好家にとって魅力的な選択肢となるでしょう。
YAMAHA ARIUS YDP-145
YAMAHAのARIUS YDP-145は、王道とも言える据え置き型の電子ピアノです。
グランドピアノのような打鍵感を実現するために、グレードハンマースタンダード(GHS)鍵を搭載しており、ペダルにはハーフペダル機能も装備されています。
ピアノの音色に加えて、他にも10種類の楽器の音色を楽しむことができ、さらにクラシックの名曲などを自動演奏できる機能も備わっています。
多彩な演奏が可能で、音楽愛好家にとって魅力的な一台です。
Roland HP704
RolandのHP704は、インテリア性にも優れた魅力的な電子ピアノです。
豊富なカラーバリエーションで、ライトオーク調、クラシックローズウッド、ホワイト、黒塗鏡面艶出し塗装仕上げの4タイプから選ぶことができます。
本物のグランドピアノさながらの鍵盤やペダルに加えて、スーパーナチュラル・ピアノ・モデリング音が搭載されており、ローランドならではの卓越した音質を堪能できます。
洗練されたデザインと優れた演奏性能を兼ね備えたHP704は、音楽愛好家にとって理想的な選択肢です。
CASIO Privia PX-770BK
CASIOのPrivia PX-770BKは、奥行き229mmという非常にスタイリッシュな電子ピアノです。
ハンマーレスポンスの付いた鍵盤とハーフペダル機能を備えたペダルにより、本物のピアノと遜色ない演奏体験が可能です。
さらに、コンサートプレイ機能が搭載されており、オーケストラの演奏をバックグラウンドに流しながら、ピアノパートの演奏を楽しむことができます。
洗練されたデザインと本格的な機能で、演奏をより楽しいものにします。
KAWAI CN29
KAWAIのCN29は、細かな調整によって自分好みの弾き心地を実現できる魅力的な電子ピアノです。
特に、コンサートチューナー機能が付いており、ハンマーの硬さや鍵盤のタッチなどを調整することができます。
また、指一本で楽しめるコンサートマジック機能も搭載されており、内蔵されている曲に合わせて一本でテンポを取るだけで、ピアニスト気分を味わうことができます。
さらに、Bluetooth®MIDI機能も搭載されているので、アプリと接続すれば、さらに多彩な演奏や音楽体験が可能ですよ。
KAWAIのCN29は、調整の幅広さと豊富な機能で、ピアノ愛好家にとって魅力的な選択肢となることでしょう。
買ってよかった電子ピアノ|まとめ
デジタルピアノは、本物のピアノと同じような演奏感を提供する電子楽器の一種です。
アコースティックピアノよりも手頃な価格で手に入れることができ、特に夜間などにはヘッドフォンを使用して演奏できる利便性があります。
電子ピアノを購入する際には、鍵盤のタッチ感やペダルの踏み心地を実際に試してみることが重要です。
また、モデリング音源の有無や、同時発音数の制限などを確認することも大切です。
部屋のサイズや家具の配置にも注意し、後悔しないよう購入前によくイメージすることが大切です。
迷ったときは、おすすめ商品から選んでみるのも良いでしょう。自分に合った電子ピアノを見つけて、楽しい演奏ライフを送りましょう。