
快適な生活には欠かせないのが掃除機。毎年、新しい機能を持った商品が次々と登場し、買い替えのタイミングでどの機種を選べばいいか迷う方も多いかもしれません。
そこで今回は、「買ってよかった掃除機の選び方」「おすすめの掃除機」などを紹介します。
最新の上位機種だけでなく、安定した評価を受けている機種もあります。掃除機を賢く選ぶためのポイントを押さえて、長く愛用できる1台を選びましょう。
目次
買って良かった掃除機の特徴とメリット
買って良かった掃除機の特徴としては、まず優れた吸引力が挙げられます。強力な吸引力により、ゴミやホコリを効率的に取り除くことができます。
また、使いやすさも重要です。軽量でコンパクトなデザインや、使い方が簡単な操作パネルなど、使い勝手の良さがあります。
さらに、多機能性も魅力です。付属のノズルやブラシを使って、畳やカーペット、隅々までしっかりと掃除することができます。
買って良かった掃除機は、効率的で便利な掃除体験を提供し、家庭の清潔さをサポートしてくれます。
買って良かった掃除機の選び方
買って良かった掃除機を選ぶためのポイントはいくつかあります。まずは自分の生活スタイルや掃除のニーズに合ったタイプを選ぶことが重要です。
ここでは掃除機の選び方を5種類ご紹介していきます。
掃除機の選び方①掃除機のタイプから選ぶ
掃除機を選ぶ際にはいくつかのポイントがありますが、まず最初に考慮するべきはどのタイプの掃除機を選ぶかです。
掃除機は一般的にキャニスター型、スティック型、ロボット型、ハンディ型の4つのタイプに分類されます。
各タイプにはそれぞれ特徴と利点がありますので、自分の掃除ニーズや生活スタイルに合ったタイプを選ぶことが重要です。
ロボット型
ロボット掃除機は、自動で床を掃除してくれる自走式の掃除機です。
床掃除の手間を軽減してくれる便利なアイテムですが、一般的な掃除機と比べると価格が高めであり、細かな場所の掃除には苦手な場合もあります。
自宅の床の状態や掃除のニーズに合わせて検討すると良いでしょう。
キャニスター型
キャニスター型の掃除機は、昔ながらのタイプで、本体にモーターやダストカップが内蔵されており、床を走らせながら掃除します。
価格が比較的安く、強力な吸引力を持っています。電源コードを接続するため、運転時間を気にする必要はありません。
ただし、収納に場所を取ったり、電源コードの抜き差しや2階への移動が手間になることがあります。自宅の環境や使い勝手に合わせて選ぶと良いでしょう。
スティック型
スティック型の掃除機は、モーターやダストカップをハンドル部分に搭載し、本体とヘッドをノズルでつなぐタイプです。
取り回しが非常に良く、さまざまな場所を掃除しやすい特徴があります。ただし、吸引力が比較的弱く、充電式のため充電が必要な点には注意が必要です。
使用時には都度充電が必要になるデメリットもあります。自宅の掃除ニーズや利便性に合わせて選ぶと良いでしょう。
ハンディ型
ハンディ型は、スティック型をコンパクトにした小型の掃除機です。
取り回しやすさはスティック型以上で、細かい場所や狭いスペースの掃除にも適しています。
ただし、充電が必要であり、他のタイプと比べて吸引力は弱く、広い面積の掃除には向いていません。自宅の掃除ニーズや使用環境に応じて適切なタイプを選ぶことが重要です。
掃除機の選び方②ヘッドブラシから選ぶ
掃除機の吸引力に満足していない方は、ヘッドの選択にも注目しましょう。
ヘッド選びの重要なポイントは、以下の3つです。
- ヘッドブラシの種類を選ぶ
- 使い勝手を重視し、髪の絡まりやすさやLEDの搭載状況をチェックする
- 吸引力は目安として考える
それぞれのポイントについて詳しく解説していきます。掃除機の性能を最大限に活かすために、適切なヘッドを選ぶことが重要です。
ヘッドブラシの種類を選ぶ
ヘッドブラシの種類には、パワーブラシ、タービンブラシ、回転ブラシなしの3つがあります。
■パワーブラシ(モーター式)
吸引力を最優先したい方に適しています。
モーターが内部のブラシを回転させ、ゴミを効果的に吸い込みます。
絨毯やカーペットに特に効果的で、ゴミの掻き出しもしやすいです。
■自走式
操作が軽く、広い範囲を掃除する方や力の弱い方におすすめです。
負担を減らせるため、上位モデルとして人気があります。
タービンブラシ(エアタービン式)
吸引力はそこそこで、軽量性を重視したい方に適しています。
モーターが内蔵されていないため、ヘッドが軽く、方向転換や持ち上げもしやすいです。
■回転ブラシなし
予算を抑えたい方以外にはおすすめしません。
風の力のみでゴミを吸引するため、髪の毛がからまりにくく、価格も安くなっています。
ただし、吸引力は限定的なので、最低限の使用に留めるべきです。
これらの特徴を理解して、自分のニーズに合ったヘッドを選ぶことが重要です。
使い勝手を重視|髪の絡まりやすさやLEDの搭載状況をチェックする
LEDライトの有無や髪の毛のからまりにくさは、日常の小さなストレスを軽減する助けとなります。
吸引力の高い回転式ブラシは、髪の毛やペットの毛が絡まりやすいという課題がありますが、現時点ではからまりやすさを測る明確な基準は存在しません。
ただし、一部のメーカーは独自の工夫を凝らしており、からまりにくさを改善しています。
吸引力は目安として考える
吸込仕事率は比較要素の一つとして考慮すると良いです。
吸込仕事率(W)は、数値が大きいほど空気を強力に吸い込むことを示します。ただし、ヘッドを外した状態で計測されるため、実際の吸引性能を完全に表す数値ではありません。
最近では、ダストピックアップ率(%)を採用するメーカーも増えています。この指標は、ヘッドを装着した状態で床にまかれたゴミのサンプルをどれだけ吸い取るかを示し、実際の吸引力に近いとされています。
ただし、ダストピックアップ率を採用しているメーカーは限られているため、本体や電源・ヘッドの種類に注目し、より高い吸引力を持つ製品を選ぶことが重要です。
掃除機の選び方③集じん方式から選ぶ
集じん方式は手入れや頻度に影響を与えます。
紙パック式とサイクロン式の2つの方式がありますが、簡単に言えば、
ごみや埃に触れたくない → 紙パック式 吸引力の維持やランニングコストを重視 → サイクロン式 と選ぶことができます。
紙パック式は古くからありますが、現在はサイクロン式が主流です。
ただし、製品によって呼び名が異なる場合があります。例えば、「クリーンドック」などは紙パック式で、ごみが溜まった容器ごと捨てることができます。
一方、「カプセル式」や「ダストボックス式」などはサイクロン式であり、溜まったゴミを取り出す必要があります。
掃除機の選び方④大きさ・重さから選ぶ
掃除機のサイズと重さは、日常の掃除のしやすさに直結する重要な要素です。キャニスター型は一般的に重く、スティック型は軽い傾向があります。
一般的な掃除機の平均重量は約3.5kgです。4kgを超えると前後の動作が困難になる場合もあります。お年寄りや女性でも軽々と取り扱えるためには、3kg未満のモデルを選ぶことをおすすめします。
掃除機の大きさと重さを考慮して、自分に合った使いやすい掃除機を選びましょう。
掃除機の選び方⑤静音性から選ぶ
もし夜にしか掃除できない状況や部屋の壁が薄い場合は、静音性も重要なポイントとなります。
一般的な掃除機の騒音レベルは約60dB程度ですが、静かな掃除機を希望する場合は60dB以下のモデルを選ぶことがオススメです。
騒音を抑えることで周囲の人々への配慮や自身の快適さを確保できます。静音性にこだわるなら、掃除機の騒音レベルを確認し、60dB以下のモデルを選択しましょう。
スティック掃除機おすすめ3選
ここではスティックタイプの掃除機の中でも特におすすめのアイテムを3つご紹介していきます。
Dyson V12 Detect Slim
ダイソンは吸引力の高さで評価が高いブランドです。V12 Detect Slimは現行モデルの中でも軽量で機能性が充実しています。
最長60分の運転時間とわずか2.2kgの軽さを誇ります。また、ヘッドに搭載されたレーザーによって目に見えないホコリも見える化してくれます。ただし、高価格がネックとなる点はあります。
日立 ラクかるスティック PV-BL1K
日立は知名度が高く、スティッククリーナーも提供しています。その中でもラクかるスティックブランドは非常に軽量なのが特徴です。
運転時間は最大30分で、重さは1.1kgです。また、ブラシは取り外して洗うことができ、特殊な形状により髪の毛などが絡みにくいという魅力もあります。
エレクトロラックス エルゴラピード・リチウムベーシック
エレクトロラックスは北欧の大手家電メーカーで、エルゴラピード・リチウムシリーズは同社が提供するスティック掃除機シリーズです。
その中でもベーシックモデルは性能と価格のバランスが良く、幅広いニーズに対応しています。運転時間は35分で重さは2.4kgです。
このシリーズの特徴は、高いゴミ除去率に加えてスタンドが不要で自立するため、収納時にも便利です。
キャニスター掃除機おすすめ3選
ここではキャニスタータイプの掃除機の中でも特におすすめのアイテムを3つご紹介していきます。
東芝 トルネオV VC-SG930X
トルネオは東芝ライフスタイルの人気掃除機ブランドです。
その中でもサイクロン式のキャニスター型、トルネオVシリーズは優れた吸引力が特徴であり、VC-SG930Xはフラッグシップモデルです。
自走式ブラシや使いやすいダストカップなど、さまざまな機能が備わっています。さらに、ヘッドを浮かせると自動的にパワーが調整される節電機能も搭載されています。
本体の重量は2.3kgで、吸引仕事率は180~50Wとなっています。
パナソニック サイクロン式キャニスター掃除機 MC-SR600K
パナソニックのMC-SR600Kはサイクロン式のキャニスター掃除機で、高性能な機能が充実しています。
パワーノズルはモーターで回転し、ペダルを踏むことで小さなノズルに切り替えることも可能です。
小さなノズルにはLEDライトが備わっており、狭くて暗い場所でも掃除がしやすくなっています。本体の重量は2.6kgで、吸引仕事率は200~60Wです。
三菱電機 Be-K TC-FD2C
三菱電機の掃除機は洗練されたデザインと使いやすさが特徴です。
Be-K TC-FD2C Nは紙パック式の掃除機で、シリーズ最上位のプレミアムモデルです。その上に、現在の掃除機市場に比べて手頃な価格で購入することができます。
自走ブラシや毛のからみ除去機能など、さまざまな機能が備わっています。また、抗菌加工が施された部品も魅力的なポイントです。
本体の重量は2.4kgで、吸引仕事率は500~100Wとなっています。
ロボット掃除機おすすめ3選
ここではロボットタイプの掃除機の中でも特におすすめのアイテムを3つご紹介していきます。
パナソニック ルーロ MC-RSF700
パナソニックは、日本を代表する家電メーカーで、ロボット掃除機の「ルーロ」シリーズも提供しています。
ルーロは特徴的な三角形の形状をしており、通常のロボット掃除機が苦手とする角の掃除にも優れています。
複数のセンサにより障害物や部屋の配置を検知し、目に見えないゴミまで効果的に吸引します。
さらに、最大で120畳の広範囲をカバーできるため、大きな部屋や複数の部屋の掃除にも適しています。
ANKER Eufy RoboVac 15C
ANKERは、モバイルバッテリーなどで有名なメーカーですが、実はロボット掃除機も展開しています。
その中でもEufy RoboVac 15Cは、低価格のモデルでありながらスマートフォンとの連携や落下防止機能、赤外線センサなどの機能を備えた、コストパフォーマンスの高い選択肢となります。
iRobot「ルンバ i2」i215860
性能と価格のバランスが取れたエントリーレベルのロボット掃除機です。手頃な価格帯ながら、自動充電や自動清掃、優れたナビゲーションシステムなどの機能を備えています。
初めて購入する方や一人暮らしの方、コストパフォーマンスを重視する方におすすめです。
本体には2本のゴム製ブラシが搭載されており、髪の毛やハウスダストなどさまざまなゴミを効果的に吸引することができます。
また、ゴム製のブラシはペットの毛が絡みにくいため、犬や猫を飼っている方にも最適です。
ハンディ掃除機おすすめ3選
ここではハンディタイプの掃除機の中でも特におすすめのアイテムを3つご紹介していきます。
シャークニンジャ EVOPOWER EX
シャークニンジャは、ハンディクリーナー市場で一目置かれる海外メーカーです。
その中でも最上位モデルであるEVOPOWER EXは、卓越した吸引力と多機能性が特徴です。
ブーストモードとエコモードの切り替えやLEDライトの搭載など、使い勝手の良さも兼ね備えています。
付属のアクセサリには隙間用ノズルやミニモーターヘッドなどが含まれています。重量はわずか690gで、最長駆動時間は35分間持続します。
ANKER Eufy HomeVac H20
ANKERは幅広い製品展開で知られており、ハンディクリーナーもその一環として提供されています。
Eufy HomeVac H20は、室内での使用に加えて、特に車の掃除に適したモデルです。
40Wの強力な吸引力を備えており、急速充電が可能なカーチャージャーにも対応しています。
また、車内での収納に便利な収納バッグも付属しています。軽量な設計で重さはわずか650gで、最長駆動時間は最大30分間です。
アイリスオーヤマ 充電式ハンディクリーナー HCD-A1M-T
アイリスオーヤマは、他のメーカーにはない独自の特徴を持つ家電製品を数多く展開しています。
その中にはハンディ掃除機も含まれています。HCD-A1M-Tは洗練されたデザインが魅力のハンディクリーナーで、コンパクトなサイズながら狭い場所の掃除に優れています。
アタッチメントを取り付ければスティッククリーナーとしても使用でき、バッテリーは着脱可能なタイプなので交換の必要はありません。
重量はわずか700gで、最長駆動時間は23分間です。
買って良かった掃除機のまとめ
この記事では、おすすめの掃除機の選び方や具体的な製品を紹介しました。
掃除機を購入する際には、一人暮らしや家族暮らし、メイン掃除機やセカンド掃除機など、さまざまな状況や用途を考慮する必要があります。
この記事が皆さんの参考になり、掃除機選びのお手伝いになれば幸いです。